今回の 己れがこの新型コロナウィルスに感染した事 を他人事のように考えていたのは 何事も慎重に行動する己れの性格 から この新型コロナウィルスに対しても 手を洗う マスクをする 人ごみに入らない等 このウィルスに感染しないように常に心掛けることを習慣にしていた己れにとっては大きなショックであった そしてこれが恐ろしい伝染病であることも改めて認識させられることになったのだ

 己れのこの病気に関してあまりにも無知であったことは これらのこの病に対する対処の方法について己れの希望を保健所の窓口としてのBさんに求めた内容で早々に露呈してしまう

 まずBさんが求めたのは 病院治療 か 在宅治療 どちらかの己れの希望であったと記憶する

 F先生からも云われていたのは この病気が進行した万が一の場合には病院に入院して治療を受けることが出来るように保健所にはリポートしてある とのことであった

 己れのこの病が軽症であったことが検査した陽性反応のレベルで分かったのかどうか 医者でない己れにはわからないが軽症であったのであろう 第3回目のワクチン接種も受けてあったので少しほっとした記憶がある

 そこでBさんからの説明は 現在病院治療の状態はこの病気の増大で空地に臨時に開設した大型テントスペース病床に空きがあると思われますが手配してみますか という提案であった

 ここで己れが返事をしたのは Bさんの云うその施設が在宅治療に代わる都の施設であり病院施設では無い と考え まだ少しは我がままのきくであろう己れの自宅での在宅治療と希望した事であった

 F先生の云われた病院入院治療は実現しなくてもその病床はもっと重篤なコロナ患者優先になるのだと己れは覚悟したのだろう

 F先生の 治療の必要な場合に備えてという提案 を断って在宅治療を選択してしまったという誤解をF先生に理解して頂くおまけまであった

 この後己は我が家で10日間の在宅治療となる

 この5日後には妻も感染者の仲間入りをしてしまい 朝夕2回もの保健所からの
2名分のその日の報告問合せで忙しい毎日が続く                                             
                    ―つづく―


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