住宅建築家の７日間　第３日目月曜日

　月曜日の午前中は　いつも　休日明けを待ちかねたような電話などで あっという間にすぎてゆく　気が付くとランチタイムだ　









　昼食は上階の自宅食堂で　スタッフともども　とる
　昼食は自宅で　というのは事務所をつくったときからの己れの強い意思からだ
　職住一体でない時代は　スタッフとともに　昼食当番を決めて自炊をしたのをおもいだす　

好天でも悪天でも　昼食をとりながら刻一刻変わってゆく空の雲をながめるのが楽しみだ　


　己れ専用の仕事机は　間口４メートル奥行１メートル弱である
　この仕事机の隅に　これも己れ専用のCAD用mac　Windows　計２台のデスクトップPCが並んで鎮座し　机の残りのスペースに　いつも図面　資料を一杯に広げて仕事をしている

　いす　は３脚が並んでいる
　己れ自身の身を　左右の　いす　の間を移動させながらその３脚の　いす　のどれかに座り　机の上の目指す仕事と取っ組み合いとなる

　机の向こう側にも　いす　が３脚並び　来客の場合は　
相手が座った　いす　の真向かいの　いす　に　己れ自身が移動して応対するのだ

　事務所スタッフとの打合せもここで済ます


　このところ　３世帯住宅　の設計が進行している

　図面を広げると　時間も　ともすると食事も忘れてしまう
　この日も事務所を後にしたのは２２時近くとなる

　
　１日しっかりと頭を使えば　仕事は１８時までで精一杯のはずだ　という　アメリカ帰りのセンパイK氏の持論を　己れの駆け出しの頃から実践してきたはずなのだが　１８時に仕事を終えることがなかなか出来ない　ちなみにＫ氏の事務所は終業18時　給料は週給だった
　　



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