9月最初の休日 己れの所属するY.C.C(横浜クルージングクラブ)と横浜港ボート天国実行委員会主催の「ブラインドセーリング大会」が今年も横浜港みなとみらい海面で開催された

 早いもので今年は第8回目になる

昨年に引き続きRNZYS(ロイヤルニュージーランドヨットスコードロン)から視覚障害者チームを迎え JBSA(日本視覚障害者セーリング協会)チーム そして YCC と TYC(東京ヨットクラブ) のチームが クラス毎に 全長7.3mのワンデザイン艇でのヨットレースをおこなうというものだ

 今年は 台風12号の影響下 横浜港内も風速10mを超える強風が吹く厳しい海況下のセーリングになったが
迫力あるレースが実現した

 通例のヨットレースでは この海況でレースが中止になることは無いのだろうが 今回は 日本を代表する商業港の帆走禁止海域の中 みなとみらいの真ん前での ハンディを持つヨット乗りが操船するヨットレースである
関係者が安全に関して神経質になるのも無理からぬことなのである


 視覚障害者は ヨットの操船をどうやっておこなうのかを己れのブログで御覧下さい

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 大会委員長であるYCC理事長H氏には 海上保安庁から再三の 安全 の理由によるレース中止を求める連絡が入ったが その都度これまでの周到な準備 この海況での安全確保 についての説明を繰り返し そしてレースの実現にいたったことを レース終了後H氏から聞く





 安全を確保した上での その計画を実現するための それぞれの分野のベテランクラブメンバーがそれぞれの役割を果たす周到な準備

 レース艇の入念な整備 強風下の正確なマークブイ打ち 万一に備えてのレスキューボートのレース海面への張り付き などなど

 いずれにしてもリーダーのメンバーへの信頼 そしてメンバーたちのリーダーへの信頼がなくて出来ることでは無い
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 そして何よりも 大きな責任を絶対に果たそうというリーダーの変わることのない強烈な意志 これが計画実現に不可欠そのものであったのに違いない

 このような安全確保のための周到な準備の裏付けがあったからこそ H氏は 海上保安庁に対して レース実現の強い意志を示したのだと思う

 こうして このレースのために視覚障害者チーム選手達が続けてきた研鑽の成果を問う晴れ舞台のヨットレースは実現し

 裏方であるクラブメンバーによって十二分の安全が確保されるよう 運営され

 そしてレースは無事終わった





 住宅工事監理における己れの職能において 己れが強い意志を持ってその責任を果たしてゆくことに 今回 目のあたりにしたこのH氏のリーダーシップから大きな刺激と勇気をもらい 己れは思わずH氏に硬い握手を求めていた




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